7mスローは、反則の起きた位置だけで決まるものではありません。明らかな得点チャンスを不正に妨げたかと、再開方法を分けて確認しましょう。
この記事の結論
明らかな得点チャンスを不正に阻止した場合等に7mスローが与えられます。実施者は所定の位置から笛後3秒以内に直接シュートし、他の選手も距離と位置を守ります。
ゴール近くの反則との違い
ゴールに近ければ全て7mになるわけではありません。正当に止めたプレーや、明らかな得点チャンスを妨げていない反則とは区別します。
実施する選手と周囲の条件
シュートする選手
7mラインの後方で規定範囲へ立ち、球を離す前に線へ触れたり越えたりしません。笛を聞いてから直接ゴールを狙います。
他の選手とゴールキーパー
他の選手はフリースローラインの外等の条件を守ります。ゴールキーパーにも4mラインを越える時点の制限があり、好きなだけ前へ出られません。
観戦で追う手順
STEP 1
妨げられた得点機会を確認します。
STEP 2
レフェリーの7mの判定を見ます。
STEP 3
実施者と周囲の位置を確認します。
STEP 4
笛から球を離すまでを見ます。
STEP 5
得点、跳ね返りと次の再開を確認します。
罰則と再開は別に見る
7mが与えられたから必ず退場や失格になる、という意味ではありません。違反の危険性等に応じる個人への罰則と、得点機会を回復する再開を分けます。
球がゴールや相手に触れた後の扱いも確認します。実施者が自分の投げた球を空中で自由に取り直せるわけではありません。
練習前の確認点
- シュートする位置と接地条件。
- 笛後の時間と直接シュート。
- 周囲の立ち位置と侵入する時点。
GKの頭部への打球等には現行規則の処置があります。顔を狙う練習や危険な妨害をせず、年齢別の規則と指導者の管理下で実施してください。
7mスローとフリースローを三つのケースで見分ける
明らかな得点機会を不正に阻止した場合
防御者による違反で明らかな得点機会が失われたときは、反則を起こした位置が7mラインではなくても7mスローが与えられる場合があります。「ゴールの近くで接触したから7m」と機械的に決めないことが大切です。
具体的な見分け方
得点機会が明らかだったか、守備の違反がなければシュートに至れたかを映像で確認します。
通常の違反で得点機会を失っていない場合
違反があっても、明らかな得点機会の阻止でなければ、フリースローなど別の再開になることがあります。また、アドバンテージの扱いや対象選手への罰則は、再開方法と別に判断します。
具体的な見分け方
主審の合図を確認し、再開位置と警告・退場の有無を別々に記録します。
実施時の位置・笛・周囲の侵入
実施者は7mライン後方の所定位置から、笛後の制限時間内に球を投げます。ゴールキーパーと他選手にも位置条件があります。投球前にラインを越えたり、周囲が早く侵入したりした場合には、得点の成否だけでなく違反側とタイミングを見ます。
具体的な見分け方
7mスローの練習では強打よりも立ち位置、笛への反応、投球後の安全な着地と再開を優先します。
公式規則の参照と適用範囲
参照:IHF Rules of the Game, Rule 14・15 (2025-07-01)(確認日:2026-11-07)。国際団体の基準・公開された国内案内をもとに整理しています。大会要項、年齢区分、国内特別規則、適用開始時期は参加大会の主催者にも確認してください。
ハンドボールの7mスロー:最終結論
最終結論
7mスローは「7m付近で起きた反則」ではなく、明らかな得点機会を不正に阻止した状況などに対する再開です。得点機会・反則の種類・実施者と周囲の位置を分けて判断してください。危険な妨害や頭部を狙う練習は避けます。