ラケットの傷は、塗装の擦れとフレームの亀裂で扱いが違います。見た目だけで浅いと決めつけず、傷が付いた状況と周辺の変化を確認しましょう。
この記事の結論
傷を見つけたら、ぶつけた状況、割れ、変形とガットの通る部品を確認します。構造の損傷が疑われる場合は使用を止め、専門店やメーカーへ点検を相談します。
傷の周囲まで観察する
土や汚れを適した布で除き、明るい場所で確認します。塗装を削って深さを調べたり、フレームを曲げて強度を試したりしません。
使用を止めたい変化
ひびと変形
線が広がる、形がゆがむ、衝突後に感触が変わった場合は注意します。塗装だけの傷か判断できなければ、継続前に相談します。
ガットとグロメット
ガットが通る樹脂部品の割れ、欠けと沈みを見ます。部品が傷んだまま張り替えて使うと、同じ部分へ負担がかかる場合があります。
相談するまでの手順
ステップ1
使用を止め、傷を確認します。
ステップ2
全体と傷の近くを撮影します。
ステップ3
衝突相手や落とした状況を記録します。
ステップ4
型番と張り上げ条件を整理します。
ステップ5
現物の点検と対応を相談します。
自己補修で隠さない
テープや塗料で覆うと、傷の変化を見落とす場合があります。接着剤で埋めて試打せず、メーカーが認める修理や交換の範囲を確認します。
ガットの切断を伴う対応も、競技と製品の案内へ従います。方法が分からないときは、力のかかった部分へ自己流で刃物を入れません。
持参する情報
- 傷が付いた時点と状況。
- 異音や打ち心地の変化。
- ガットの仕様と張り上げ日。
練習時の注意
傷を確かめるために壁へ当てたり、強い打球を打ったりしません。亀裂やぐらつきが疑われる状態は、外観が小さな傷でも使用を中止してください。
傷の種類で使用可否の対応を分ける
塗装の擦れに見える
光の当たる場所で傷の周辺を観察し、形状のゆがみ・異音・ガット周辺の変形がないか確認します。表面傷か構造損傷か判定できないときは、安全と決めつけず販売店に画像と現物を示します。
線状のひび・深い欠けがある
直ちに使用を止め、強い打球で耐久性を試しません。傷を接着剤やテープで隠さず、メーカー・専門店へ修理可否と交換条件を相談します。
グロメット周りだけが傷む
ガットの通る樹脂部品の欠けや沈みと、フレーム自体の損傷を分けて伝えます。対応グロメットの交換可否はラケットの型番と在庫で変わるため確認します。
使用再開前に確認すること
相談時は全体・傷の拡大写真、発生時の衝突状況、型番、張り上げ条件、異音や打感の変化を伝えると説明しやすくなります。
ラケットのフレームに傷が付いたときの最終判断
最終結論
塗装の擦れだけに見えても自己判定で強打しません。亀裂・変形・異音があれば使用を中止し、グロメットとフレームのどちらが傷んだかを分けて専門店へ相談します。