DOGSOとSPAは、反則が攻撃へ与えた影響を表す言葉です。同じ引っ張りでも、ゴールへの距離や守備者の位置によって評価が変わります。
この記事の結論
DOGSOは決定的な得点機会の阻止、SPAは大きなチャンスとなる攻撃の阻止です。前者は原則退場、後者は原則警告ですが、PKが与えられる場面等には例外があります。
反則の種類と機会を分ける
まず反則が何かを確認し、その反則が得点機会へどう影響したかを見ます。DOGSOという名称だけで、再開が必ずPKになるわけではありません。
決定的かを確認する材料
ゴールへ向かえる状況
ゴールまでの距離、全体の進行方向、球を保持または支配できる可能性を確認します。最後の守備者を抜いたという一点だけでは決めません。
守備者の人数と位置
追い付ける選手やカバーの位置を見ます。単に後方に人数がいるだけでなく、その攻撃へ対応できる状況かを審判が判断します。
観戦で整理する手順
ステップ1
反則の内容と場所を見ます。
ステップ2
攻撃の向きと球の位置を確認します。
ステップ3
ゴールまでの距離と守備者を見ます。
ステップ4
再開方法を確認します。
ステップ5
カードの処置と例外を照合します。
PKとなる場面の例外
自分のペナルティーエリア内で、球をプレーしようとする試みや球へのチャレンジでDOGSOとなり、PKが与えられる場合は警告となります。押さえる、引く、押す等では同じ軽減をしません。
SPAも、球への試み等でPKとなる場合には、そのSPAを理由とする警告をしない扱いがあります。ただし無謀な反則等の別の警告理由は残ります。
混同を避ける確認点
- ハンドには意図や場所による別の規定がある。
- PKなら全て警告以下とは考えない。
- 危険な反則の処分は別に確認する。
練習時の注意
カードの軽減を狙って反則する練習はしません。適用年度による細部と実際の状況を確認し、最終的な判定は主審の判断に従ってください。
同じ位置でも処分が変わる二つの例
ゴール前へ単独で進める攻撃者を反則で止め、他の守備者が対応できない状況ならDOGSOの可能性があります。逆にゴールまで距離があり、カバーが十分に間に合うならSPAにとどまる場合があります。「最後の守備者」という言い方だけでは決まりません。
PKが出たときのカードの例外
自陣ペナルティーエリアでボールをプレーしようとした反則によるDOGSOにPKが与えられた場合は原則警告へ軽減されます。しかし、引っ張り・押すなど球に挑めない反則は同じ扱いにはなりません。意図的ハンドによるDOGSOや危険なプレーの処分は別に確認し、SPAもPKとなる球へのチャレンジではSPAだけを理由とする警告をしない場合があります。
公式規則の確認先:IFAB「Laws of the Game 2026/27 Law 12」(2026/27)。公式規則・資料を確認。大会の要項・競技区分で採用する規則が異なる場合は、その適用版を確認してください。
DOGSOとSPAの処分を判断する最終確認
最終結論
DOGSOは決定機の阻止、SPAは有望な攻撃の阻止です。攻撃方向・距離・球の支配可能性・守備者の位置を総合評価し、PKと球へのチャレンジの有無でカードの軽減を判断します。