6-0と5-1は、守備選手の前後の配置を表します。人数を並べるだけでなく、前へ出る人の背後を誰が守るかまで見ると違いが分かります。
この記事の結論
6-0は六人がゴールエリア付近を基準に連携し、5-1は一人を前方へ置く形が基本です。前者は近い範囲を協力して守りやすく、後者は配球へ圧力をかける分、背後の連携が必要です。
6-0も一列で止まらない
シュートへ出る人、隣の隙間を埋める人、ポストを確認する人が球に合わせて動きます。全員が下がるだけでは相手が前を向きやすくなり、ロングシュートへ対応しにくくなります。
5-1の前の一人を孤立させない
前方の守備者はパスや打点へ圧力をかけますが、全ての相手を追い回す役ではありません。後ろの五人と間隔を保ち、背後へ入る選手の受け渡しを確認します。
使う際の比較軸
| 配置 | 確認すべき課題 |
|---|---|
| 6-0 | 外からのシュートとポストの連携へどう対応するか |
| 5-1 | 前の選手の背後と左右を誰が埋めるか |
配置を学ぶ手順
ステップ1|準備・条件の共有
歩く速さで攻撃側にパスを回してもらいます。
ステップ2|局面の確認
球側へ出る守備者を決めます。
ステップ3|選択肢の確認
隣の選手が空きを埋めます。
ステップ4|実施・調整
ポストの移動を声で伝えます。
ステップ5|結果の判定
配置を変えて守る範囲を比べます。
相手に合わせて観察する
遠い位置から打つ人が得意か、中央への侵入が多いか等を見ます。5-1に変えただけで配球役を止められるとは限らず、前の圧力と後ろの受け渡しが合うかを確かめます。
練習で残す確認事項
- 出た選手の隣に穴ができたか。
- ポストを二人で見て別の相手を空けたか。
- GKとシュートコースを共有したか。
どの攻撃に6-0/5-1を選ぶか
相手がポストへ縦パスを繰り返す
6-0ではゴールエリア付近で隣の守備者との間隔とポストの受け渡しを合わせ、近距離の侵入を防ぐ役割を明確にします。ただし遠距離からの強いシュートを放置しないよう前へ出る合図も必要です。
相手のセンターが自由に配球する
5-1では前方の一人がパスコースと視界へ圧力をかける一方、その背後やポストへ球が入ったときのカバー位置を事前に決めます。前衛一人だけが追い回す形にはしません。
前衛が抜かれて背後に数的不利が出る
5-1で前方へ出た後、後ろの五人が横へずれてもポストを失うなら、前へ出る距離を減らすか6-0へ戻す選択を考えます。守備方式の変更自体を成功とみなしません。
状況ごとの判断基準
一度の失点ではなく、①相手の配球役へ寄れたか②ポストへのパスが通ったか③両サイドのシュートを誰が受け持ったかを同じ攻撃条件で比較します。育成年代では地域・大会の推奨方式や制限があれば優先します。
相手をつかむ、押す、空中の選手へ危険に接触する方法では守りません。育成年代の方式制限も確認し、合法な接触を指導者から学びましょう。
一次資料:IHF「Teaching Handball, Volume 1: Teacher Guidelines」第7章(2019年制作)(2026年11月7日参照)。守備体系の図表に6:0と5:1が示され、守備の連動と相手に合わせた戦術変更の考え方が説明されています。本文の「どちらを選ぶか」という具体場面は記事上の判断例であり、IHFが一つの選択を公式に義務づける規則ではありません。年齢・競技区分・大会の運用は主催者に確認してください。
まとめ|6-0と5-1は守りたい攻撃パターンで使い分ける
最終結論
6-0は近距離のカバーと連動、5-1は前方の配球圧力と背後の連携に重点が移ります。中央で自由に配球されるなら5-1を試す余地があり、前衛の背後を使われ続けるなら6-0へ戻すなど、相手の攻撃パターンと守備の穴で選んでください。