テニスのノーアド方式とは?|基本ルールと反則になる場面

ノーアド方式は、デュース後にアドバンテージを繰り返さず、一つのポイントでゲームを決める方法です。タイブレークとは別の短縮方式として理解しましょう。

この記事の結論

ノーアドでは40対40の後、次の1ポイントを取った側がゲームを獲得します。原則レシーバーが受ける左右を選びますが、ダブルスと混合には位置や受け手の条件があります。

通常方式との違いを見る

0、15、30、40までは通常と同じです。違うのは40対40からで、次を取っただけでアドバンテージとなるのではなく、ゲームが終わります。

決定ポイントの受け方

シングルス

レシーバーは右側か左側かを選びます。サーバーが得意な側へ自由に決めるのではなく、指定された位置を確認してから打ちます。

ダブルスと混合

受ける側が左右を選んでも、ペアが自由に位置を交換してよいわけではありません。標準的な混合のノーアドではサーバーと同じ性別の選手が受け、ペアの位置を交換しません。大会が採用する形式も確認します。

ゲームを進める手順

STEP 1

大会要項でノーアドの有無、混合の扱い、タイブレーク条件を確認する

STEP 2

40対40で決定ポイントであることを両者が認識する

STEP 3

レシーバー・レシーブ側を規則に沿って確定し、その位置からプレーする

STEP 4

勝者のゲーム数を更新し、次ゲームのサーバーを確認する

タイブレークと分けて覚える

ノーアドは各ゲームのデュースの処理です。タイブレークはセット内のゲーム数が並んだ場面等で用いるため、どちらも同時に採用される場合があります。

サービスがレットになれば、その大会で採用するサービスレットの規則に従います。決定ポイントだから一度のレットで失点する、とは考えません。

試合前のチェック

  • デュースを続ける方式との違い。
  • 決定ポイントの受け手と左右。
  • セット終了とタイブレークの条件。
練習時の注意

40対40になってから形式を変更しません。ノーレット方式とも混同せず、事前に大会要項と審判の説明を確認してください。

ノーアドで迷わない判断:決定ポイントと失点を分ける

40対40になった場面を一度止めて確認

スコア40対40になったら「次の1点でゲーム終了」と確認します。シングルスではレシーバーが右・左のどちらで受けるかを選び、サーバーは指定された側から通常のサービス順序で打ちます。ダブルスはレシーブ位置の順序を保ったまま、受ける側の選択を扱います。

具体的な判断

選択はポイント開始前に行います。40対40後の決定ポイントを落とした場合、アドバンテージに戻るのではなく相手のゲームとなります。

混合ダブルスとタイブレークの境界

ITFのノーアド方式(2026年版Rules of Tennis Appendix VI)では、混合ダブルスの決定ポイントはサーバーと同じ性別の選手が受け、レシーブペアがそのために位置を交換することはできません。これは通常のダブルスでレシーブ側が左右を選ぶ説明と区別します。

具体的な判断

ノーアドはゲーム内の得点処理、タイブレークはセットの決着方法です。例えば「各ゲームはノーアド、セット6対6でタイブレーク」という組み合わせもあり、大会要項の採用形式が優先です。

反則と方式の取り違え

ノーアドを採用したこと自体がサービス反則を増やすわけではありません。例えばサービスが一度フォールトなら原則第2サービスへ進みますが、決定ポイントを失う条件は通常のサービス規則と同じです。

具体的な判断

受ける側を決めずに始めそうな場合は打つ前に主審へ確認し、独断でラリーを無効にしません。

規則の参照と適用範囲

参照資料:ITF「Rules of Tennis 2026, Appendix VI (No-Ad)」(適用・公表時期:2026、2026年11月7日確認)。大会・種目・国内運用で条件が異なる場合は主催者の大会要項と審判の指示を優先してください。

テニスのノーアド方式:最終結論

最終結論

デュースを繰り返さず次の1点でゲームを確定します。まず採用方式を確認し、40対40ではレシーバーの選択と混合ダブルスの受け手条件を分けて判断してください。サービスのフォールトやレットは別の規則として処理します。