フォーム動画は、どこから撮るかで分かることが変わります。正面で左右差が見えても前後の移動は分かりにくく、側面だけでは回転や横へのずれを判断しきれません。
この記事の結論
確認する現象を先に決め、正面、側面、斜めを目的で使い分けます。同じ動作を比べるときはカメラの位置と高さをそろえ、全身と用具の動く範囲を入れます。
三方向で確認できること
正面は肩や足の左右の位置、側面は前後の移動や姿勢、斜めは全体のつながりを見る出発点にできます。ただし、一方向の映像から奥行きや関節の角度を正確に断定しないようにします。
打球や投球を伴う競技では、安全な位置が優先です。正面映像がほしい場合も、防護設備のない進路へ撮影者や三脚を置きません。
比較しやすい画面を作る
動作の終わりまで入れる
構えが収まっていても、踏み出しや着地で画面から外れることがあります。ボールなしの試し動作を行い、頭、足先、用具が切れない範囲へ調整します。
目線の高さと距離をそろえる
撮影者がしゃがんだ映像と立った映像では、同じ動作の見え方が変わります。目印やメモで置き場所を残し、比較時に同じ条件を再現します。
撮影から見直しまでの手順
ステップ1|見たい現象を、前後移動か左右差など具体的に決める。
ステップ2|安全な撮影方向と固定場所を選ぶ。
ステップ3|試し撮りで全身と明るさ、ぶれを確認する。
ステップ4|同じ強さと課題で複数回撮る。
ステップ5|通常速度で見てから、必要な局面を低速で比べる。
高いコマ数の撮影だけで判断が正確になるわけではありません。暗い、遠すぎる、ボールが隠れる場合は、分からない点を分からないまま残します。
斜め映像を使うときの注意
斜めは全体を見やすい一方、足や腕が奥へ動いた量を読み違えやすくなります。斜めの一本で気づいた点は、必要に応じて正面や側面の安全な別映像で確かめます。
他人の動画と比べる場合は、体格、速度、用具、撮影条件の差も考えます。線を重ねて見た目を合わせるだけの修正にしません。
撮影メモの記入項目
- 方向、高さ、固定場所
- 課題、速度、使用する用具
- 見えた点と、映像では分からなかった点
練習時の注意
撮影のために通路や打球区域を塞ぎません。施設と本人の許可を取り、他の利用者が映る動画を無断で共有しないでください。
見る項目で正面・側面・斜めを選ぶ
練習を始める条件
施設の撮影可否と周囲の人の同意を確かめ、カメラを通路や打球・移動範囲の外に固定する。
現象別に戻す練習を選ぶ
A|左右差や足幅を確認したい
正面から足と頭が欠けない画角で撮る。体を斜めに向けると左右差が読みづらいため、同じ正面位置で比較する。
B|前後の傾きや踏切位置を確認したい
側面から開始前と終了後を含めて撮る。斜め映像で見つけた疑問を、必要な方向で撮り直して確認する。
同じ条件で変化を確かめる
観察と記録
動画名に競技・動作・撮影方向・カメラ高さ・確認項目を記載する。二次元映像では奥行きや角度の見え方が変わるため、1本で断定しない。
中止・相談の条件:撮影機材が通行や競技動作を妨げる場合、第三者が映る場合、撮影禁止区域では撮影を中止。
見る項目で正面・側面・斜めを選ぶ|最終判断
最終結論
左右差なら正面、前後移動なら側面、全体の流れなら斜めを候補にします。斜めで気づいた点は別角度で確認し、同じ位置の映像を比較して練習の修正点を一つ選びます。