ソフトボールのDPとFPの制度とは?|基本ルールと反則になる場面

DPとFLEXの制度は、攻撃に強い選手と守備に強い選手を起用しやすくする仕組みです。ただし、二人がいつでも自由に打順や役割を交換できるわけではありません。

この記事の結論

DPは打順に入り、FLEXは打順外で当初守備を担当します。DPにも守備が認められ、FLEXが攻撃する場合はDPの打順を使います。変更に伴う退場と再出場の管理が必要です。

登録時は十人でも守備は九人

DPを採用すると、九人の打順にDPを含め、別にFLEXを登録します。十人全員が同時に打ったり、十人で守ったりする制度ではありません。

二つの変更を区別する

DPがFLEXの守備も行う

DPが攻守を兼ねるとFLEXはいったん試合を退き、出場人数は九人になります。単なる守備位置変更として処理せず、記録上の状態を確認します。

FLEXがDPの打順で打つ

FLEXが攻守を兼ね、DPが退く形です。FLEXが他の選手の打順へ自由に入るわけではなく、DPとFLEXを完全に入れ替えてDPを守備だけにすることも認められません。

変更前に整理する手順

手順1|準備条件

DPの打順とFLEXの氏名を書きます。

手順2|現地・状況確認

誰が攻撃と守備をするか決めます。

手順3|具体的な行動

退く選手と再出場の使用歴を確認します。

手順4|不明な点の調整

所定の手続きで審判へ届けます。

手順5|終了・再確認

記録員とベンチの表示をそろえます。

DPが別の野手を守る場合

DPはFLEX以外の選手の守備を兼ねることもできます。この場合、その守備を代わられた選手は攻撃のみを続ける扱いとなり、FLEXが退く場合と区別します。

例えばDPが左翼を守っても、もとの左翼手の打順が消えるとは限りません。守備図だけでなく打順表も使いましょう。

ベンチで管理する項目

  • DPの固定された打順。
  • 九人か十人かという出場状態。
  • 先発選手の再出場と交代の履歴。

DPとFLEXの起用を表で追う

開始時は10人登録・守備は9人

打順1~9番の一人がDPで、FLEXは打順のない10番目として登録します。DPが初めから守備する場合も、FLEXの登録関係と打順を記録します。

DPがFLEXの守備位置へ入る

WBSC規則3.2.4(b)ではFLEXに代わる交代として審判へ報告し、ラインアップは9人状態になります。FLEXが復帰する場合は再出場や代替選手の条件を記録します。

FLEXが打つ・DPが他の野手の守備へ入る

FLEXが攻撃へ入れるのはDPの打順だけです。一方、DPがFLEX以外の野手を守ると、その野手は攻撃のみを続けるOPOとなり、同じ9人化とは限りません。

その場の判断基準

変更ごとに「打順の9枠」「守備の9人」「DP・FLEXの出場状態」「先発の再出場履歴」を分けて記録します。監督が口頭で済ませず球審へ必要な変更を報告することが重要です。

練習時の注意

先発選手の再出場にも回数と打順等の条件があります。不正交代を避けるため、変更前に現行規則と記録を確認してください。

参考一次資料:WBSC「Official Rules of Softball Fast Pitch 2026–2029」(Rules 3.2.3~3.2.5)(2026年11月7日確認)。DP・FLEX・OPOの起用、報告、再出場。日本国内の競技区分による採用は要確認。交代・再出場・DP/FLEXの適用は、参加大会が採用する規則と記録員・審判の案内で最終確認してください。

まとめ|DPとFLEXは打順と守備と再出場を別々に管理する

最終結論

DPは打順を持ち、FLEXは10番目に登録され守備を担当します。DPがFLEXの守備を兼ねると9人状態になりますが、DPが別の野手を守ればその選手がOPOとして攻撃を続けます。FLEXが打てるのはDPの打順だけなので、変更時は球審への報告と再出場の履歴を確認してください。