柔道の抑え込みの判定とは?|成立条件と解除の判定

抑え込みは、相手があお向けで動けなさそうに見えるだけでは決まりません。技の形と制御の状態を確認し、主審の宣告から時間を追います。

この記事の結論

相手の背中全体または肩甲骨を含む上背部が畳へ接し、規程に合う形で上から制御する等の条件を満たすと抑え込みです。現在は5秒以上で有効、10秒以上で技あり、20秒で一本が基本です。

時間は宣告から確認する

観客が寝技になったと感じた瞬間と、抑え込みの開始は同じではありません。主審の宣告と時計を合わせて見ると、得点までの時間を追いやすくなります。

継続と解除を見る

制御する形

横、後方や上方等から規程に合って制し、相手に脚や身体を制御されていないか等を確認します。技の名前だけで自動的に成立するわけではありません。

解けた場合

相手が逃れて制御条件が失われると、主審が解けたと判断します。腕が少し動いた、脚を動かせたという一点だけでは解除とは限りません。

観戦で確認する手順

STEP 1

寝技への移行を見ます。

STEP 2

抑え込みの宣告を確認します。

STEP 3

技と相手の肩・背中の状態を見ます。

STEP 4

解けた宣告か時間の進行を確認します。

STEP 5

得点と試合の終了を確認します。

既にある技ありも確認する

技ありがある選手がさらに抑え込みで技ありを得れば、合わせて一本になります。その場合、必ず20秒まで続ける必要はありません。

場内で成立した寝技が外へ移った場合も、直ちに全て解除とは限りません。継続性、安全地帯と主審の処置を確認します。

混同しやすい点

  • 寝技開始と抑え込み開始は別。
  • 有効を重ねても技ありへ加算しない。
  • 境界を越えただけで自己判断で止めない。
練習時の注意

首や胸を危険に圧迫して形を再現しません。年齢別規程と現行の判定基準を確認し、痛みや呼吸の異常があれば安全を優先して中止してください。

抑え込み成立と時間の数え方を段階的に確認する

主審の『抑え込み』宣告前後

相手を上から制御しているように見えても、規定された保持姿勢・制御の条件を満たしているかが重要です。主審の『抑え込み』宣告があってから経過時間を確認します。寝技に入ってからの総時間とは別です。

具体的な見分け方

映像を見るときは相手の背中・肩の向き、制御位置、審判の宣告時点に印を付けます。

5秒・10秒・20秒の評価

IJFの2026年版規則を基礎とする国際大会では、継続5〜9秒で有効、10〜19秒で技あり、20秒で一本が基本です。有効は複数積み重ねても自動的に技ありへ昇格する点数ではありません。大会により国内・年齢別の特則がないか確認します。

具体的な見分け方

宣告が聞こえる動画で秒を数え、解除時点と主審の評価を照合します。

保持が外れた場合と場外への移動

制御が崩れ、規定の姿勢が続かない場合には『解けた』等で時計の扱いが変わります。競技区域をまたいだだけで即中止とは限らず、寝技が場内から連続しているかと安全性が考慮されます。

具体的な見分け方

主審の宣告を最優先に、制御の崩れと境界の状況を分けて確認してください。首や胸を圧迫する実演は行いません。

公式規則の参照と適用範囲

参照:IJF Sport and Organisation Rules(2026年版、抑え込みの規定)(確認日:2026-11-07)。国際団体の基準・公開された国内案内をもとに整理しています。大会要項、年齢区分、国内特別規則、適用開始時期は参加大会の主催者にも確認してください。

柔道の抑え込みの判定:最終結論

最終結論

柔道の抑え込みは姿勢と制御の条件が満たされ、主審が認定した時点から時間を追います。IJFの2026年版規則では5秒から有効、10秒から技あり、20秒で一本です。解除の宣告、継続性、年齢別規則を確認し、危険な圧迫を避けてください。