ノックオンは、単に球を落とした全てを指すわけではありません。球が手や腕からどちらへ動き、その後に何へ触れたかを確認しましょう。
この記事の結論
現在の用語ではノックフォワードと呼びます。手や腕から球が相手トライライン方向へ動く等の条件と、チャージダウンなどの例外を区別して判定します。
前方は相手のトライライン方向
観客の見ている左右ではなく、そのチームの攻撃方向が基準です。胸や頭への接触と手・腕への接触を、同じ落球として一括りにしません。
球を落とした後の違い
前へ落とした
手や腕から前へ進んだ球が地面等へ触れれば、反則となり得ます。前へ飛び出ても、他に触れる前に本人が確保できた場合は別です。
後ろへ落とした
後方への落球は、それだけでノックフォワードではありません。ただし、その後のオフサイドや危険なプレー等は別に判断します。
観戦で追う手順
STEP 1
攻撃方向を確認します。
STEP 2
接触した身体の部分を見ます。
STEP 3
球が前へ進んだか確認します。
STEP 4
持ち直す前に何へ触れたか見ます。
STEP 5
アドバンテージと再開を確認します。
意図的な行為と例外を分ける
通常の偶発的な反則は、基本的に相手側のスクラムへつながります。意図的に手で前へ球をたたく行為は、ペナルティとなる場合があり、同じ処置ではありません。
相手のキックをチャージダウンした等の例外もあります。前へ飛んだという結果だけで判断しないようにします。
練習で整理する点
- 旧名と現行名を対応させる。
- 前進方向と球の動きを分ける。
- 笛が鳴るまで周囲を確認する。
スクラムや接触の実施は年齢と競技方式で違います。タグ・ミニラグビーへ一般の15人制の再開をそのまま使わず、指導者の管理下で確認してください。
ノックフォワードを判断する四つの境界
前方はチームの攻撃方向
現行のWorld Rugby規則では「ノックフォワード」の呼び方が使われます。手・腕から球が前方へ出たかは、その選手の所属チームが相手トライラインへ攻める方向で判断します。画面の左右や球の落下だけでは判断しません。
具体的な判断
後方へ落ちた球は、単に落球したという理由だけでノックフォワードにはなりません。
意図せず落とした場合と故意にたたく場合
偶発的なノックフォワードは原則スクラムなどの処置が対象ですが、手や腕で故意に前へたたいた行為はペナルティとなる規定があります。タックル時に相手の球へ触れて前方へ飛ばすケースも別途規定されています。
具体的な判断
相手から球を奪う場面、レシーブ動作、タックルでの接触を同じ「落球」として判断しません。
チャージダウンとアドバンテージを区別
相手がキックした直後に球をはたいて前方へ飛ばすチャージダウンなどは例外として扱われます。反則が疑われても主審がアドバンテージを適用すれば、直ちに笛が鳴らないことがあります。
具体的な判断
スクラムの再開位置・誰が投入するかは別規則に従い、年齢区分やタグラグビーへ一律に転用しません。
公式規則の参照と適用範囲
参照:World Rugby「Laws of the Game」Law 11(Knock forward or throw forward)(確認日:2026-11-07)。国際競技規則を基礎に説明しています。参加大会や種目・年齢区分の特則、国内適用との相違は大会要項・主催者・競技役員にも確認してください。
ラグビーのノックオン:最終結論
最終結論
ノックオン(現行規則ではノックフォワード)は、球が前へ落ちた結果だけでは判断できません。接触した部位、前方の向き、意図、チャージダウン等の例外を整理し、偶発的な違反と故意の反則で再開が異なることを確認してください。