ネットへ触れたように見えても、全てが同じ反則ではありません。どこへ、どの動作中に、どのように触れたかを分けて見ることが必要です。
この記事の結論
アンテナ間のネットへ、ボールをプレーする動作中に触れることは反則の基本です。球に触れたかだけでなく、踏み切り、試みと着地を含む動作、相手への妨害を確認します。
プレー動作の範囲を理解する
スパイクやブロックで球へ届かなくても、その試みはプレー動作です。着地してネットへ触れた場合も、打球後だから無関係とは限りません。
接触の違いを分ける
競技者がネットへ触れる
プレー中の接触や、ネットを支えにする、相手を妨げる行為を見ます。アンテナの外側ならどんな接触も許される、という意味ではありません。
球でネットが動く
打球によってネットが押され、相手選手へ触れた場合は、通常それだけで反則にはなりません。選手から触れたのかを区別します。
観戦で確認する手順
STEP 1
接触したのが選手か、球で押されたネットかを分ける
STEP 2
アンテナ間か外側かを確認する
STEP 3
当該選手がプレーしようとしていたか、着地まで観察する
STEP 4
支持・妨害の行為があったかを確認する
STEP 5
判定は主審・副審の宣告と適用規則で確定する
境界を知っても近づきすぎない
ネットの下への侵入やセンターラインの規則は、ネット接触とは別です。ネットへ触れていなくても、相手の着地や動作を妨げる場合があります。
練習では打球だけで終えず、着地位置まで確認します。細い判定の境目を狙うより、安全な間合いでプレーできる動きを身につけます。
練習後の確認点
- ブロックの試み後にネットへ寄っていないか。
- 着地で相手の足元へ入っていないか。
- ネットをつかんで姿勢を戻していないか。
ネットを引っ張って反則か試したり、相手の着地点へ踏み込んだりしません。6人制、9人制や学校大会の違いは適用規則で確認してください。
ネットタッチを場面別に判別する
スパイクの試みと着地も「プレー動作」
FIVB2025–2028年版規則11.3.1では、アンテナ間のネットにプレー動作中の選手が触れると反則です。打球の瞬間だけでなく、踏み切り、打つ試み、着地して次の動作に移れる状態になるまでが判断材料になります。
具体的な判断
例えばブロックで球に触れなくても、跳んで着地する際にアンテナ間のネットへ身体が当たれば反則になり得ます。
ネットが選手に触れたケース
打球がネットを押して相手選手へ触れた場合は、FIVB規則11.3.3上、それだけで反則とはなりません。選手が自分の動作で触れた場合と区別します。
具体的な判断
アンテナ外側のネットや支柱などへの接触は、プレーを妨害しない場合には許される余地がありますが、ネットをつかむ、支える、相手のプレーを妨げる行為は別に判断します。
ネットに触れずとも危険な侵入がある
ネット下から相手のコートに踏み込んで妨害した場合にはネットタッチ以外の反則が問題になります。ジャンプの着地で相手の足元に入らないことを優先します。
具体的な判断
観戦や動画判定では「接触した位置」「接触した人・ボール」「プレー動作中か」「妨害の有無」を順番に記録します。
規則の参照と適用範囲
参照資料:FIVB「Official Volleyball Rules 2025–2028, Rule 11」(適用・公表時期:2025–2028、2026年11月7日確認)。大会・種目・国内運用で条件が異なる場合は主催者の大会要項と審判の指示を優先してください。
確認状況:条文確認。
バレーボールのネットタッチ:最終結論
最終結論
接触しただけですべて反則にはなりません。アンテナ間のネットをプレー動作中に触れたか、ネットを使って支えたか、相手を妨害したかで分けて判定します。安全面では着地位置まで確認してください。